子ども好きが高じて保育園看護師になったAさん
実際に保育園看護師として働いているAさんの声から、保育園看護師のやりがいや魅力を紹介します。Aさんが保育園看護師になったのは幼稚園の先生を目指していたほど、子どもが好きだったからです。
Aさんが看護師を目指したきっかけ
Aさんが看護師を目指した理由は中学1年生の時に入院したことがきっかけでした。医師や看護師にとてもお世話になったこと、Aさんの母親が看護師で「看護師」という職業が身近だったこと、などから看護師になろうと思ったそうです。しかし、入院するまでは子どもが大好きだったので、子どもと関われる幼稚園の先生になりたいとも思っていました。大学に進学する時は看護師になるか、幼稚園の先生になるかとても悩みましたが、Aさんは看護師になる道を選びました。
産科病棟から保育園看護師へ
Aさんは大学の看護学部を卒業後、大学病院の産科病棟に就職しました。多くの子どもの誕生に立ち会い、命の大切さや尊さを感じながら働いていましたが、そのうち命の誕生の素晴らしさを感じること以外に、その後大きくなった子どもたちの健康とは何かを考えるようになったのです。また、Aさん自身が子ども好きだったこともあり、多くの子どもと関わり、健康管理の手助けがしたいという気持ちが高じて、保育園看護師に転職しました。
子どもの成長を感じられることがやりがい
保育園看護師の第一の仕事は子どもたちの状態を把握し、健康を守ることです。そのためには、子どもの様子を自分の目で見て観察することが大切です。担任の先生と連携し保護者との関わりを通して、子どもたちが健やかに過ごせるように保育園看護師としてサポートしています。
病院のように点滴などの医療処置を毎日行っているわけではありませんが、生きていくうえで重要な保健指導を直接子どもたちに教えることができることにAさんはやりがいを感じています。手洗い・うがい・鼻かみなどの指導は一見すると地味に思えるかもしれませんが、健康に生きていくためには欠かせないものです。また、0歳児から指導していた子どもが大きくなっても手洗いやうがいを習慣化している時に保育園看護師として指導したことが浸透していることにやりがいを感じ、嬉しくなるそうです。
今後の目標
保護者が安心して子どもを預けられるように、Aさんはすべての子どもに同じ愛情を持って笑顔で接し、1人ひとりの健康管理をしっかりと把握するように心がけています。また、子どもが自ら健康を守ることができるように関わっていくことを目標とし、どのような事態にも臨機応変に対応できるように常にスキルアップを意識し、成長していきたいと考えています。